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リモートワークがしやすい仕事の特徴とは【今日からあなたが意識すべきこと】

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外出自粛の影響でリモートワークという働き方に注目が集まっているけど、どんな職種が向いているの?やっぱりプログラマーやデザイナーが中心で営業など人と対面する必要がある仕事にはなかなか難しいのかな?

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こんな疑問に下記流れでお答えします!

 

  • リモートワークに向いている仕事の構造
  • リモートワークに向いている職種
  • 働き方の選択肢を増やすために日々意識すべきこと

 

私は普段エンジニアやデザイナーの方とお話しをすることが多く、その実態を肌で感じています。また私自身もインサイドセールスとして営業活動を完全オンライン完結で行っている経験から、少しでもためになる情報を発信していきます。

リモートワークに向いている仕事の構造

リモートワークでも問題なく業務を実行できる仕事の共通点とは何か、下記3つの構成から考えていきましょう。

  1. 成果が見えやすいこと
  2. 自己完結しやすいこと
  3. 場所に依存しないこと

成果が見えやすいこと

仕事とは自分が提供したアウトプットに対して対価をもらう行為です。つまり自分の仕事の先には必ずそれを評価する人がいます。

 

もしあなたが営業部門のメンバーならそれは直属の上司であり得意先の担当者です。評価をする人に見えやすい形で自らのアウトプットを提示できれば、仕事をする場所や業務内容、時間は重要ではなく、いかに評価者が納得するアウトプットが出せるかが大事です。

例えば、あなたが「5月までに自社の新作ゲームアプリをリリースすることがアウトプットのWEBエンジニア」の場合と、 「東京都〇〇区〇〇町にある飲食店のアルバイト」の場合とで考えてみましょう。

 

【WEBエンジニアの場合】

あなたの役割は二週間後までにゲームの課金システムをバグなく実装することです。すると評価者へ提示すべきなのは実装のスケジュールであり、その状況です。つまり何時間働いたかや会社で働いたかは重要ではなく、納期までに実装ができていれば良いのです。

 

【飲食店のアルバイトの場合】

この形だと、自分の時間を労働力として提供するため評価者にとって重要なのは「規定の時間働いているか」です。

 

すると評価者は働く場所や業務内容、時間を守らせることであなたを管理しようとします。これではあなたが「今日は〇〇に行って仕事をします!」と言っても受け入れられる可能性は低くなってしまいます。

自己完結しやすいこと

次に重要なのは自己完結できるかです。こちらもWEBエンジニアと飲食店のアルバイトの例を用いて考えてみましょう。

 

【WEBエンジニアの場合】

ゲームの課金システムを実装する際、準備するものはコードを書くためのPCとコードを書く環境(テキストエディターやコードを共有するためのクラウドサービス)です。何か材料が必要であったり特殊な装置を使う必要はないので個人で自己完結した仕事ができます。

 

【飲食店のアルバイトの場合】

ここでの仕事は注文したお客さんにパスタを提供することになります。パスタを作る材料、調理器具、運ぶ手段が揃って始めて仕事を完結することができます。仮に出張販売店の店長でこれら全てを自分で準備する場合は自己完結可能ですが、アルバイトにそこまでの裁量は無いため、どうしても自己完結で仕事することが難しくなります。

場所に依存しないこと

最後は場所に依存しないことです。しつこいようですがこちらも同様にWEBエンジニアと飲食店のアルバイトの例で考えてみましょう。

 

【WEBエンジニアの場合】

実際に課金システムのコードを書くのはPC上です(もしくはクラウド上)。そして同僚や上司にアウトプットを見せる場所も同じくPC上になります。つまり、PCとインターネット環境さえあれば北海道の山奥にいたり沖縄にいたとしても問題ないのです。

 

【飲食店のアルバイトの場合】

ほとんどのケースはアルバイトの勤務先は固定です。東京都〇〇区の〇〇町店などです。そうなると例えば「今日は△△店で働きます!」と言っても、「いやいやそこは人足りてるから行かなくていいよ」や「そこ店無いから〇〇町店へ出勤して」となります。つまりあなたは〇〇町店へ行って働く必要があるのです。 

リモートワークに向いている職種【エンジニア、デザイナーなど】

ここからは実際リモートワークに向いている職種とはどんなものがあるのか、先程の構造を意識しながら考えて行きましょう。

WEBエンジニア

先程の説明の中にも度々登場していたプログラマーです。正しくは「WEBサービスを作るためにプログラミングを書くエンジニア」のことです。

 

一番のポイントはPC上で仕事が完結することと成果物がオンライン上で確認できることです。同じエンジニアでも組み込み系のエンジニアになると機会にプログラミングを実装する必要があるため、場所に対する縛りが強くなる傾向にあるため、WEBエンジニアと表記しています。 

デザイナー

自社製品を宣伝したい会社や売れる製品・サービスを作るためにデザインを作り込むことがざっくりとデザイナーの仕事内容です。

 

顧客の解決したい課題をデザインで解決することで評価されるため、絵や画像を共有したり成果物としてWEBサイトや製品の試作品を顧客に提供します。

 

デザイナーはPCで画像を加工したり、ロゴを作ったりするため、成果物の共有がオンライン上で可能です。また、目に見えるものを評価物として扱うため、時間や場所に縛られない働き方が可能です。 

ライター・編集者

こちらも情報を文章化して顧客の課題を解決することが仕事です。

 

世の中に有益なニュースを提供して対価を受け取る企業や、読み手の興味をそそる記事を提供して企業認知度を上げ最終的な購買活動に繋げたい企業のために文章を提供します。

 

ライターもデザイナー同様PC上で文章を作成、オンラインでの共有が可能です。また、評価物は文章という目に見える形になるため、こちらも時間や場所に縛られない働き方が可能です。 

リモートワークに対応しつつある職種【営業、サービス業など】

WEBエンジニア、デザイナー、ライターなど専門的なスキルを駆使して価値を提供する職種ばかりが注目されていますが、最近では営業や販売職でリモートワークを行う動きも増えてきています。

営業

お客さんとコミュニケーションを取り、自社の製品やサービスを買ってもらい売上を上げることが最重要業務です。

 

従来お客さんの元に通うことが当たり前だった営業は場所や時間に縛られる働き方と言われていました。しかし、近年テクノロジーの進化に伴い訪問をしない営業が広がりつつあります。

 

売上予算達成を評価物とした時に、必ずしもお客さんの元に通う必要はなく、資料はメールで共有、打ち合わせはWEB会議システムで実施することで、オンライン上で顧客とコミュニケーションを取ることが可能です。このように従来の営業活動をオンライン上で完結し、受注に繋げる手法が確立されつつあります(インサイドセールスやオンラインセールスと呼ばれる)。

販売・サービス業

必要とするお客さんに自社サービスを提供し、売上を上げることが最重要業務です。

 

例えば、飲食店はお客さんが店に来てスタッフがサービスを提供する、場所も時間もきっちり決まった業務が求められていました。

 

しかし、ECサイトUber Eatsのようなサービスが広まったことで、オンライン上で販売し、お客さんの家まで商品を届けるサービスにシフトしつつあります。こうすることで店舗は、あくまで料理を作る機能のみとなり、時間通りに開店する必要も場所を一定にする必要もなくなります。

リモートワークをしたいと思ったら意識すべき仕事のやり方

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ここまでリモートワークに向いている職種の構造や、向いている職種と向いていない職種の説明をしてきました。最後にリモートワークという新たな働き方の選択肢を得るために、今私達が日々何を意識して仕事をする必要があるのかを書きます。 

場所に依存しない方法を常に模索する

もちろん場所に依存する仕事は必ず存在します。しかし、普段の業務でもここを意識するのとしないので大きく選択肢の幅は変わると思っています。

 

例えばあなたが自動車部品メーカーで神奈川の自動車メーカーを担当する営業マンだったとします。

毎日営業所に出社して、メールチェックをして上司と打ち合わせをして、午後は得意先へ行き受注している製品の納入スケジュールを確認します。夕方に打ち合わせが終わり、帰社してからその日の課題を生産本部にメールで共有し、日報を記録してその日の業務は終了です。

ここで考えたいのは極端な例ですが、「もし自分が明日から北海道に住んだとして今の仕事を続けるためにどういった方法を取る必要があるか」という点です。

前提として出社はできないので、普段からメールで内容をわかりやすく伝えるために文章力を磨いたり、WEB会議を効率的に行うために事前に論点を整理したり、実際の製品の製造工程や品質試験の動画を作成して取引先と共有したり、色々な工夫をすることが必要です。

また、上司とのコミュニケーションもメールやオンラインで行い、対面で相手の時間を奪わない工夫を日頃から行い、「あれ、これ会社来る意味ありますか?」という空気を作っておくことが大切です。

これから先、確実にこれまでの働き方は変化していきます。

その波に上手くのり働き方の選択肢を広げていくためにそれを想定した準備をしていくことが重要です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

これからも少しでも「人の人材の選択肢を広げる」ための記事を書いていきますので、応援よろしくお願いします!